「様子を見る」という言葉で共通認識ができていますか?

ある介護施設での研修でのお話です。

こちらでは、リーダーがすべてのスタッフの介護技術と接遇スキルのチェックをしながら、

リーダーがスタッフのレベルに合わせて、

教育する仕組みになっています。

チェックするリーダーによって、

チェックの仕方に差が出ないように、
同じ場面のチェックは、一人のリーダーがするようにしています。

業務を12場面に分解してマニュアルを作成。

運用前には、作成したマニュアルをロールプレイングで確認し、OKとなってから運用を始めます。

最後のマニュアル確認は、「看護師ラウンド」でした。

 

「看護師ラウンド」は、

入居なさっているお客様のご様子を、
毎日一定の時間に看護師が確認するものです。

 

手順は、まず介護スタッフから看護師へ、

担当の入居のお客様の今日のご様子を伝え、

それによって、看護師から指示を受けて、
介護スタッフが動く、

場合によっては、ほかの介護スタッフにも
伝達する、という流れです。

 

介護施設だけでなく、どんな仕事にもありそうな場面ですね。

 

熱や血圧などを含む体調、排泄の様子などをはじめとして、

変化が見られたことを、介護スタッフから看護師へ報告します。

 

スタッフはそんな場面をロールプレイングしながら、チェックを受けるのですが、
そのときよく看護師役の人から出てきた言葉が「様子を見る」でした。

 

たとえば、
介護「Aさんのお通じが4日出ていません。」
看護師「では、ベッドでお休みになるときに、一度確認しますので、
それまで少し水分を多めに取っていただくようにして様子を見てください」

・・というような会話です。

類似の会話があまりに多いので、私はふと、
「様子って、何を見ているのかなあ、みな、同じことを思っているのかなあ」
と思い、質問してみました。

仕事について、およそ1年のスタッフの皆様。
それぞれに聞いてみると、おのおのちょっとずつ「様子を見るものが違う」のです。

もちろん、命にかかわるお仕事ですから、
致命的な違いではありません。

大切なことはちゃんと報告していますし、確認してくださっています。
でも、ちょっとずつちがう。

あ、そこまで見ていたほうがいいよね、とか、
それも、変化があったら報告したほうがいいよね、
そんな感じの違いです。

ということは、「様子を見てください」「わかりました」
ではいけないことも出てくるのではないかな~と。

なんとなく、通じているようで、実はお互いにちょっと思い描いていることが違うって、
ありがちですね。

「コミュニケーション」という言葉など、

もっともらしくはあるものの、
必ずしもお互いが一緒のことを思い描いているとは限りません。
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ですから、確認しあうことを事前に具体的にすることが大切です。

指示をするほうも具体的に伝える、
指示を聞くほうも、自分の認識でいいのか、

具体的に復唱確認する、です。

 

あなたの職場では、大丈夫ですか?

一度、見直してみてください。

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