新入社員も先輩社員も同時に成長するたったひとつの指導法とは?

こんにちは、三厨万妃江です。

三厨万妃江

「背中を見て覚えなさい」

新入社員に対し、こういう指導法は、残念ながらうまくいきません。

少し過保護かな?と思うくらい関わるほうが、いまの時代にマッチしています。

もちろん社会人ですから、責任ある行動ができるように「厳しさ」も教えていく必要はあります。

しかし、はじめから厳しいばかりですと、スタートでつまづくことが少なくありません。

早期退職などは、こうした原因もあるのではないでしょうか。

そして、この「少し過保護」な状態を作ることが、新入社員だけでなく、先輩社員の成長にもつながるメリットを生み出します。

その指導法こそが、「ブラザー・シスター制度」です。

ブラザー・シスター制度の導入事例

「ブラザー・シスター制度」とは、新入社員一人に対し、一人の先輩が、マンツーマンで指導する仕組みのことです。

弊社では、「ブラザー・シスター制度」の導入を支援しています。

本日は、「ブラザー・シスター制度」を導入して3年目の企業様の取り組みを紹介しましょう。

まずは、「ブラザーシスター対象 新入社員指導研修」が秋から始まり、新入社員を迎える準備をしました。

「ブラザー・シスター」は、新入社員の入社から4ヶ月ほどその役割を果たします。

そして春。

こちらの企業様では「ブラザー・シスター」役の先輩社員だけが着用する、ポロシャツを用意なさいました。

新入社員にも、周りの方々にもわかりやすいようにということです。

ポロシャツを着ることで、新入社員はわからないことがあったとき、誰に聞けばいいか明確になりますし

ほかの社員のみなさんには、この人が指導者であると認識していただくこともできます。

(ポロシャツの腕には、専用のワッペン。このワッペンは、年度ごとにデザインを変えるようです)

新入社員の入社後、4ヶ月ほど経過して夏。

「ブラザー・シスター」としての活動を振り返る研修をして、一区切りです。

最終回の研修では、皆さんで、ねぎらいあい、たたえあい、ブラザーシスターとして活動したことが、これからのご自身の糧にしていただけるように研修メニューを組んでいます。

最後は、受講者同士が、感謝を込めてメッセージカードを交し合いました。

そして、同じメッセージカードを、管理部の研修担当者の方にも、サプライズでお渡ししました。

ひとりひとり、手渡し。うれしいものですよね。

もちろん、良いことばかりでもなく、次年度に向けて、対応を考えなければならないことも出てきました。

しかしそれは、実践したからこそ見えてくるもの。

新入社員だけでなく、先輩社員たちの成長が垣間見えた、素晴らしい瞬間ですね。

様々なことを乗り越えて取り組んでくださった、ブラザー・シスターの皆さんに、心から敬意を表します。

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