管理職です。部下の指導ができない社員に困っています。

【質問内容】

管理職です。

後輩を指導する役割の先輩社員に困っています。いつになっても、後輩を指導する様子が見られません。

後輩が、あからさまに誤った方法をとっていても、注意することもないようです。

どうしたら、先輩社員は、後輩に対して注意できるようになりますか?

回答

この質問について、あなたはどのようにお考えになりますか?

まずは、どうして後輩を指導できないのか、原因を知る必要があります。

考えられることは、以下の4つです。

  1. 自分が注意する役割であると認識していない
  2. 後輩が間違っていることを認識していない
  3. 注意して嫌われたらいやだから注意しない
  4. 注意したいけれど、傷つけないような言い方がわからない

では、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

1.自分が注意する役割であると認識していない

先輩社員なのだから、後輩を指導したり注意したりすることは当たり前だろうと、経営者や管理職は考えるものです。

しかし、先輩社員がそれを当たり前と考えているかといえば、必ずしもそうではありません。

後輩を指導することが、自分の仕事だとは言われていないと考える人もいます。

ですから、「●●さん(後輩)が仕事ができるように、先輩として指導してください」と、伝えておくことが必要です。

もちろん、先輩として後輩を指導するということはどういうことなのか、研修などでの教育の機会も作ってください。

2.後輩が間違っていることをしている認識が、先輩にない

先輩自身が正しい仕事のやり方をわかっていないと、指導も、間違っていることの注意もできません。

仕事のマニュアルはありますか?

先輩も後輩も、マニュアルを基準にして仕事を確認できるようにしておくとよいです。

マニュアルがないと、人(先輩)によって教え方が違うことがあります。

自分は間違っていると思うから注意したいけれど、別の先輩が指導していることだから口出しにくいということにもなりかねません。

仕事の基準は、「人ではなくマニュアル」にしておくほうがよいのです。

3.注意して嫌われたらいやだから注意しない
4.注意したいけれど、傷つけないような言い方がわからない

この2点は、同じような心理状態だと考えられます。

間違っていることを指摘することで、嫌われたくない・傷つけたくないから、嫌なことは言いたくない、見て見ぬふりをする、という心理が働くようです。

まず、後輩を注意することは、嫌われることでも、傷つけることでもないことを教える必要があります。

おそらく、その人自身の体験からそう思うようになったはずです。

指導の仕方・注意の仕方を知らないままに、後輩指導をしてしまったのでしょう。

感情に任せて怒られた!ということもあったかもしれません。

そのたびに、傷ついたり、先輩のことを嫌いになったのかもしれません。

そして、あんな先輩にはならないようにしようと思ったものの、どんな先輩になって、どのように指導したり注意したりすればよいのかは学ぶことも教えられることもなかったはずです。

ですから、知らないままでは行動できないのですね。

いかがでしたでしょうか。

先輩になったからといって、自然に指導できるものではありません。

指導の仕方・注意の仕方も学ぶ時代です。

教育研修することが必要なのです。

先輩の指導の仕方によって、後輩が仕事を覚えやすくなりますし、仕事の楽しさも早く知ることができるはずです。

先輩が指導しないのは、何が原因なのかを確認して、それに合った対応方法を考えましょう。

「●●さん(先輩)は■■さん(後輩)の指導係だから、■■さんの仕事の仕方が間違っているときは、注意して指導してあげてほしいのだけれど、それがしにくいようですが、何か困っていることはありますか?」と、先輩社員に聞いてみるとことから始めてください。

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